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ヒアルロン酸ってなに?

ヒアルロン酸は体内の至る所に存在するだけでなく、食品や化粧品、医薬品などにも多く使われている身近な存在です。

ヒアルロン酸とは

ヒアルロン酸とはヒアルロン酸は皮膚や関節、目、臍帯などからだの至るところに存在するゼリー状の物質です。人間のからだはいくつかの細胞が結合し合って、組織や器官を形成しています。

これらの器官を一定の形状に保持するための組織を“結合組織”といい、ヒアルロン酸はその中の構造成分の1つです。中でも、関節においては潤滑油の働きをしている関節液や関節軟骨に多く存在し、さまざまな働きをしています。

ヒアルロン酸の歴史

1934年、ヒアルロン酸はアメリカのマイヤー教授らによって牛の眼球の硝子体から初めて分離されました。牛の眼球の硝子体において、網膜を眼球壁に固定している物質が実はウロン酸を含む多糖類であることを見出したのです。

そこで、ギリシャ語の「Hyaloid(硝子体)」と多糖体の構造単位である「Uronic acid(ウロン酸)」の合成語として「Hyaluronic acid(ヒアルロン酸)」と名付けられました。その後の研究で水分の多いところ(皮膚や関節など)をはじめ、からだの至るところ、また人間以外の動物(ニワトリなど)にも存在していることがわかったのです。

このように古い歴史をもつヒアルロン酸ですが、国内で医薬品として使われ始めたのは1987年と最近のこと。今では医療用医薬品にとどまらず、化粧品や健康食品にまで幅広く使われています。

ヒアルロン酸の形状

ヒアルロン酸の形状純粋なヒアルロン酸は白色の無定型ですが、これに水を加えると濃度が高くなり、透明のジェル状になります。この物質は優れた粘着性を伴いますが、手についてもべとつかないのが特徴です。

また、無色透明でにおいもありません。ヒアルロン酸はアミノ酸とウロン酸が交互に規則正しく並び、生体内ではこれがマリ状の糸くずのように巻いてあります。その長さや大きさはさまざまですが、長いものではこの組み合わせが約2万個もつながったものになるとか。

ヒアルロン酸の特性

身近なものに使われているヒアルロン酸ですが、その特性とはどのようなものなのでしょう?

優れた保水力

ある教授の研究によると、ヒアルロン酸は1gあたり5〜6リットルもの水を保持するとされています。小さじ1杯(5g)のヒアルロン酸であれば、1.5リットルのペットボトル20本相当の水を蓄えることができるのです。

粘弾性物質

ヒアルロン酸は非常に高い粘性と弾性(元に戻ろうとする性質)が特徴です。しかし、これらはヒアルロン酸の濃度や分子量によって異なります。また、体内の存在する部位や病気によってヒアルロン酸の状態が変わるのも特徴です。

その他

ヒアルロン酸は傷口が治る際や炎症時など、細胞を修復する際に関与している物質と考えられています。

ヒアルロン酸の働き

ヒアルロン酸の働きヒアルロン酸は上記に記した特性のほか、細胞の働きを安定させることによってその構築や水分調整、栄養の供給、老廃物の除去など生体機能の調節に不可欠な役割を果たしています。

また、感染を防御したり、血清中の脂質の調節をして動脈硬化を防いだりと、生命に関わる重要な役割も担っているのです。よって、ヒアルロン酸が不足すると大きな病気を招いたり、老化の原因となったりすることもあるので、普段から摂取するよう心がけましょう。

ヒアルロン酸の保有量は胎児期が最も多く、成人以降は胎児期の2割ほどまで減るとされています。また、これはヒアルロン酸の代謝が非常に早いことも原因の1つです。コラーゲン半減期(半分に消耗するまでの期間)は約半年あるのに対して、ヒアルロン酸は1〜2週間でなくなってしまうとか。

表皮に関してはわずか1日で半分を消耗し、2〜3日ですべてが入れ替わってしまいます。つまり、コラーゲンは摂取したあと長持ちするのに対して、ヒアルロン酸はすぐになくなってしまうのです。そのため、現在ではヒアルロン酸の経口摂取が注目されています。

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