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医薬品としてのヒアルロン酸

ヒアルロン酸は化粧品のほか、医薬品にも多く使われています。ここでは、医薬品とヒアルロン酸の関係に迫ってみました!

ヒアルロン酸=医薬品?

ヒアルロン酸=医薬品?ヒアルロン酸はもともと体内で生成されている物質なので安全性が高く、弾力性と保水性も備えているため医療現場でも多く使われています。スウェーデンのとある企業がヒアルロン酸を用いた眼科用医薬品を開発して以来、眼科分野での外科手術には欠かせない薬剤となりました。

現在は白内障の手術で人工レンズを挿入する際に使われるほか、角膜移植や網膜剥離、緑内障などの治療にも用いられています。また、最近ではドライアイに使用する目薬にも用いられているので、お手元にある人はぜひ確認してみてください。

他にも整形外科の領域においてヒアルロン酸の特性(粘性や潤滑性、保水性など)を生かした治療が行われているほか、皮膚科でも創傷に塗るクリームや注射剤、ガーゼなどとして応用されています。

ヒアルロン酸は体内の結合組織の中に浸透し、それぞれの組織を一定の形に保つ働きがあるので、外科手術後の体内組織の癒着防止剤としても使われているようです。

ヒアルロン酸を用いた医薬品

ここではヒアルロン酸を用いた医薬品のうち、代表的なものをいくつかご紹介します。

関節機能改善剤

ヒアルロン酸を用いている医療用医薬品の1つとして、関節機能改善剤があります。これは分子量90万の高分子ヒアルロン酸を関節内に注射するもので、広く行われている関節痛の治療です。主に変形性膝関節症や肩関節周囲炎(五十肩)、関節リウマチにおける膝関節痛などの治療に使われています

。ヒアルロン酸を注射することで加齢などによって減少したヒアルロン酸を補い、さらには関節におけるヒアルロン酸の産生能を高めたり、痛みや炎症を抑制したりする効果があります。

点眼剤

ヒアルロン酸を用いた点眼剤として「眼科手術補助剤」があり、これは白内障手術や全層角膜移植術などに使われています。ヒアルロン酸の持つ粘弾性によって傷つきやすい細胞を保護するとともに、手術する空間を広げることなどを目的としたものです。

他にも「角結膜上皮障害治療用点眼剤」があり、これは目の荒れを治す目薬として処方されます。また、ドライアイなどの乾燥を防ぐ効果があるほか、それによって涙液を安定化することもできるそうです。

内視鏡用粘膜下注入材

消化管(胃や大腸など)の粘膜にできた腫瘍を内視鏡で切除する際、内視鏡用粘膜下注入材を腫瘍部位の粘膜下層に注入します。これによって、優れた粘弾性をもつヒアルロン酸が粘膜隆起を長時間にわたって形成・維持し、腫瘍部位の切除や剥離する際の操作性を高めて手術をより安全なものにしてくれます。

癒着防止剤

生体高分子であり、なおかつ保水性に優れていることからヒアルロン酸は癒着防止剤としても使われています。臓器を取り出す手術をした際、その乾燥や隣接する臓器への癒着を防ぐことが目的です。

美容注射

美容注射とは、今流行りの「プチ整形」です。関節治療用のヒアルロン酸はすぐに吸収されてしまい、しわに注射したとしても数ヶ月しか効果がありません。しかし、美容整形用のヒアルロン酸は吸収が遅いため、しわ治療の効果が長く持続します。なお、美容整形用のヒアルロン酸は分子の大きさによって使用部位が異なるため、詳しくは【ヒアルロン酸の種類】を参考にしてください。

副作用はないの?

副作用はないの?ヒアルロン酸はもともと体内で作られている物質なので、副作用はほとんどありません。医療現場においてもアレルギーや副作用の心配はなく、安全性の高い物質であると実証されています。

しかし、健康食品などでヒアルロン酸を摂取する場合は気をつけなければなりません。それは健康食品に含まれているヒアルロン酸以外の成分の影響によって、肌に吹き出物が出ることがあるからです。ヒアルロン酸を服用して何らかの異常が認められた場合はすぐに使用を中止して、専門医に相談しましょう。

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